少年野球バッティング上達練習方法⑧”段階を踏め” ”初心基本に戻れ”
少年野球バッティング上達練習方法⑧”段階を踏め” ”初心基本に戻れ”
神奈川の上田さん(仮名)から電話でご相談がありました。
『息子は、小学4年生です。親の私は少し少年野球経験がありますが、子供が始めた頃よりもバッティングが駄目で、打てなくなって悩んでいます。
私は、色々と口出しして、うるさく言う方で、打席でふらついたら、どなって叱っていました。
野球を始めた小学2年生の頃よりも打てなくなって、バッティングセンターで遅い球も当たらなくなって困っています。素振りマシンを使ってみたいと思っています。
息子の癖は、①バットがしたから出る。②ヘッドが下がる。③前へ突っ込む。④アウトコースの球を右方向へばっかり打つ。(右打者)
アウトコースばっかり打つので、インコースを打つ練習に変えてインサイドアウトのスイングでバットが体の近くを通るようにさせた。』
中川・・・・
とても悩んでらっやるようでしたが、正直にお話しさせて頂きました。
①バットが下からでる、②ヘッドが下がる、③前へ突っ込む、これらは、初心者にありがちなことで、大きいのを狙うあまり、気持ちの面が原因で起こることが多い。メンタル面と、肩掛けスイング練習。
④のアウトコースを右方向へばかり打つというのは、それほど悪いことではないように思います。
ピッチャーの球、7割は、真ん中か、アウトコースだと言うことを考えると、アウトコースを右に打てることは、基本に忠実に打率が上がる方法だとも言えます。
アウトコースを反対方向へ(右へ)打つのは、理にかなっています。
じっくり球を見て待って、体の正面で捕らえたなら右へ飛ぶわけで、悪くない。
それよりも、苦手なのか、インコースを体の近くで振るように打つことが今の子供さんに取って難しかったのかも知れない。
◆それなら、一度、初心に戻って(基本に戻って)簡単な方法(シンプルな方法)で打てるようにしては如何でしょう。と提案しました。
インコースとアウトコース、全く違うスイングにするのは、難しすぎますので、いつも同じスイングでしょうね。
インとアウト、球を捕らえる位置が、少し違うだけで、OK!
迷わないようにいつも同じスイングで対抗です。
テイクバックや、体重移動、腰の回転を教えてらっしゃるとのことでしたが、
少し視点を変えて、
イチロー選手、阿部選手でも、肩の位置にバットを保持して待つだけですよね。
肩に担ぐような感じで、その肩の位置(右肩肩口)から、きれいにレベルスイング。
しっかり待って右へ運ぶことに戻ってみましょう。
◎体重移動、腰の回転も指導されているとのことでしたので、素振りマシンでインパクトをしっかりさせることだけに集中してもらいました。
◎体重、重心は、打つ瞬間、お尻の真下が理想ですので、体重移動は言わないこと。
◎インパクトがしっかりできれば、軸足の膝や、軸足のお尻の筋肉は使える余裕ができるようになってくるという具合です。
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1週間も経たないうちに電話がありまして、とんでもなく打てるようになったそうです。
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◆今日の内容をまとめるとしますと、少年野球レベルでバッティングが上達するに大切な練習。
①”段階を踏め”ということ。
②”初心、基本に戻れ”ということ。
(僕の言う基本というのは、簡単に当てる打ち方、シンプルな打ち方ですよ)
◆簡単に当てることができる少年野球バッティング練習とは、
まず、おおよそのインパクト位置を意識できたスイングを素振りマシンで覚え
る。
基本に忠実なスクエアスタンス、そして、ステップは少し足を上げて下げるだけ。
それで、開き直って、空振りでもよいと言ってあげて・・・・、伸び伸び打席に立てるようになってきたら、軸足の膝や、軸足のお尻の大きな筋肉は動くようになってくる。
私事になりますが、ご参考までに、うちの息子の場合です。はっきり言います。腰の回転、体重移動は、小学から高校野球までの間、一度も指導していません。
◆初心に戻って練習だとか、基本に戻ってとか、基本に忠実にとか言いますよね。
プロ野球でも、メジャーでも、同じなんですから、
少年野球のバッティング練習では、よりシンプルなバッティング、よりバットに当てやすい簡単なバッティングで上達、自信をつけてあげましょう!
自信がつけば、次の目標が持てる。
飛躍できる。
簡単な方法で一定の結果が出て打てるようになってから、はじめて少しの冒険もOK。
そして、また基本に戻って、
また、冒険、基本。これの繰り返しなんだと思います。
プロでも、高校野球でも、TOPレベルの選手誰もがやっていること、
◎基本に忠実にやる。
◎基本に戻ってみる。
親は、自分の子供さんが、どのレベルにあるのか?他の選手と比較してしまいがちになるとは思いますが、焦らない。子供さんの今の段階をじっくり見つめ、段階を踏んで生きましょう。迷ったら簡単な方法を取るだけです。
個々に、段階が違うので、目標も違って当たり前ですよね。
目標は、”すこし手を伸ばせば、うちの子供ならできそうなこと”です。
一つずつ段階をクリアして、自信を持って前進できるように、手助けしてあげてください。
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