少年野球・・非力で打球が飛ばないことはない・・この握りで強い打球は打てる
★非力で打球が飛ばない★筋力なくてボールが飛ばない★パワー不足で飛ばない、で飛ばないを一気に解消できる方法を考えていきましょう。(2008年7月、分かりやすく更新しました。)
■山梨県Nさん・・・『小学4年生、右投げ右打ち、小学校3年生の10月から少年野球に入団しました。腕が非力で打球が飛ばないとのことで、
また、手首をすぐ返してしまって打球が飛びませんとのこと。脇が開いてしまい、大振りになってしまいます。バッティングセンターではあまりミートができません。安定したシャープなスイング、強いミートができるようにしたいと思っています。
アドバイスをお願いします。(教える父親の私は野球経験ありです)』
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◆まず、お伝えしたいことがあります。
それは、今、急いで体を大きくすること、非力で打球が飛ばないのに急に筋力アップさせようと思っても無理ですよね。それに筋肉がつく年齢ではないことは、明らかでしょうし。
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◆違った視点で考えていくことが大切だと思います。
我が子のことで恐縮ですが、うちの子供は、細くて、非力ですが、・・・それでも、打球がよく飛ぶようになり、喜んでいます。最近思いますのは、非力でよかったなと・・・ここ2,3年で非力で飛ばす方法を、親子で必死で考え、追求できたからです。スポーツ心理学的にも、技術、テクニックで飛ばすことに向いている、興味がある年齢なのです。
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非力でも飛ぶのです。逆に筋力があっても、飛びません。手打ちは飛びません。ドアスイングは飛びません。単にコンパクトスイングにしすぎも、小さく固まり良くない。
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大切なこと、それは・・・・
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◆小指、薬指、中指の下の3本指でバットを握れていることです。
◆小指側がうまく握れると肘も伸びてくれます。脇もしまります。
◆腕の使う筋肉群が、変わる・・腕の伸展筋群を最大に利用できる
◆小指側がうまく握れると、バットが下がりにくく、立ちやすい。
◆小指側が握れていると、小指から(=グリップエンドから)ボールに向かうことができ、インサイドアウトの理想的なスイングがしやすくなります。
◆大切な筋肉郡をうまく使ったスイングができる訳です。この打ち方がパワーが少なくても、飛ばせる方法です。
・反対に、人差し指に力が入りすぎていると、肩に余分な力み、脇が開くなど良くないことになります。曲げる筋肉群を使ってしまいます。
加えて・・・・
・足腰で打つ・下半身主導で打つことは、はずしてはならない重要点です。
・非力な分、大きな筋肉である腰・下半身をフルに使うことです。
・また、基本的にバットは、(ピッチャー側の手)で誘導、(キャッチャー側の手)でコントロールします。
・押し手(キャッチャー側の手)で、強く握ると、ミート率は落ちます。
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◆素振りマシンは太めの部リップにしていますので、手首を早く返しすぎないように考えています。(大阪府の監督様のアドバイスからそうしています)大きいフォローで振りぬきます。
運動力学的にも・・空手で瓦を割るように、空手チョップのように小指側で・・・小指側を向けると、何でも強いのです。肘が伸びて、体に『てこの原理』が働きます。
柔道の例では・・柔道で鋭い投げができる人は、引き手を(左手を小指側に力をこめて、相手が倒れる方向に小指側をむけて引っ張ってなげます。)(私は柔道2段なのでわかっています)小指に意識が行くことで、腕の伸展する強い筋肉をうまく使えることになります。
ゴルフの例では・・ゴルフで230ヤードしか飛ばない人が---左手の甲でなく、小指側でインパクト(小指をしっかり使えると)すると280ヤード飛びます。(私自身が実証済みです)これも、インパクトで肘が伸びることで、体の使い方に『てこの原理』が働きます。
中田翔選手の場合・・中田翔選手(北海道日本ハムファイターズ)のバッティングは、かなり左肘があがっていますが、完璧に小指を握っています。柔道の投げ技のような振り抜きをすることがありますが、これは大きなパワーを生み出す一因になっていると思います。中田選手は押しての使い方も上手なすばらしいバッティング技術を持っている選手です。簡単にまねできるものではないですが、参考になりますね。
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あかちゃんが、お母さんの服にしがみつくときの、握りは、小指側の指だそうです。強い力で握っていて、簡単に他人が引っ張っても、しがみついて離れようとはしません。
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